過去の日記  
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店主の日記


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2013年11月2日(土)
1年ぶりの奥丹波

 豊岡の小麦農家の中務さんからメールをいただき、2013丹波オーガニックフェスに参加されるとの事。中務さんとは初めての訪問以来4年もご無沙汰していますので、これはチャンス!と仕事をチャッチャと片づけて、カミサンと二人で車で出発。3連休初日ですが、行きは渋滞に巻き込まれず、なんとか日没前に会場到着。お連れ合い、まな娘揃ってのブースには、有機JASシールが貼付された小麦粉2種(この秋、製粉加工にも認証を受け、有機小麦粉として販売できるようになりました)、その有機小麦粉100%使用の食パン、乾麺、そして中学1年のまな娘さん手作りの焼き菓子(バターケーキ、チーズケーキ、クッキー等々)が並べられていました。もちろん食パンも美味しかったですが、何より手作り焼き菓子はどれもが美味かったです!!
 悲しいかな、明日は早起きですので、挨拶もそこそこにUターン。帰路、久しぶりに山名酒造さんにも寄らせていただき、運よく蔵元さんにもご挨拶。大阪を目指したのですが、中国道が大渋滞。行きは2時間でしたが、帰りは倍。カラダはエライが、でもキモチはしっかりゲンキの奥丹波でした。
 上の写真は、地元のパン屋さんが焼かれた有機小麦粉100%使用の食パンです。

2013年11月1日(金)
種蒔き・・・6年目の体験栽培

 1年でも数えるほどの、最高のお天気!! 真っ暗けのなか大阪を出発し、奈良市内に入ったあたりで雲ひとつない青空のもと、真っ赤っかのでっかい朝日に遭遇。今回は順調に育ってくれるかな!と元気付けてくれる、お空からのうれしいプレゼントです!!
 今日から、国内麦の勉強をされているNさんが新しく参加。そして、カフェのオープンで大忙しだった松尾さんも、久しぶりに参加。3人集まれば作業も早く、予定外の上段の一画も、耕土して播種。こちらは、化学肥料を使わず栽培してみようということになりました。(体験栽培では薬は一切使っていませんが、肥料は化学肥料を使用しています。)
 しかし、あらかじめ耕土しておいた下段の畑には、イノシシらしき足跡と1ヶ所掘り返されたところが…。不安が掻き立てられますが、まあとにかく6回目のスタートです。(先ほど梅谷さんよりお電話を頂き、カラスがしきりに畑をついばんでいるとのこと。冷や汗タラリ〜)

2013年10月4日(金)
やっぱり、5度目の収穫を!!

 ココロがポッキーの間に、畑は完全にイノシシの運動場と化してしまいました。あれだけの雑草がすべて土もろとも掘り起こされており、そのすさまじさには圧倒されます。ちょっとでも手&気を抜くとエライ目にあうと、痛感いたしました。
 せっかくの小麦をすべて平らげたのは、カラスなのか…、聞けば鹿も最近はよく見かけられるらしいし…、いやいや猿もよう歩いとるらしい…。でも、畑の近くの田んぼは、今年は無事に収穫を済ませています。いずれにせよ1回のポッキーで頓挫してしまうのもあまりに情けないので、リベンジ5度目の収穫を目指して、まずは本間先生と、除草〜耕土作業。それでもやっぱり弱気全開でして、下の段だけでの栽培準備です。
 例によって活動日は平日の金曜日と厳しい条件ですが、小麦作りからパンと付き合ってみようと思われる方、ぜひともゆめやまでご一報を!!

2013年6月28日(金)
収穫・・・無念

 麦の底力は大したもんです。上段の麦は、ほとんど雑草に負けてしまいましたが、下段の方は挽回、出穂し、開花もしました。これだと今年の播種分位は収穫できるぞと、除草し、収穫の時を待ったのですが…。 生育が1カ月は遅れていたので、梅雨の中休みをねらって、この日、5回目の収穫のはずが…。
最後の仕上げは、カラスに全部食べられてしましました。いつもかぁかぁと上空を旋回しているのですが、畑のあちらこちらに麦の食べカスとともにカラスの黒い羽根が落ちています。わずかに残った麦を探して、手摘みの収穫。なんとか両手いっぱい分くらいは収穫できたのですが…。
カラスも麦のうま味が分かれば、また次からも狙ってくるでしょうね。さてさて、6回目はどうしましょうか…。カラスに折られた麦のように、私のココロもしばらくはポッキーです。

2013年5月3日(金)
全滅

 ネットを外すのが、どうも早かったようです。
 本来なら、この時期、麦は出穂し、空に向かって勢いよく青々と伸びているはずですが、まったく雑草の中に埋もれたままです。4月5日にネットを外して以降、葉が短くハサミで切り取られたような様子が続いていたのですが、本日あらためて思い知らされました…。こりゃ、ダメだぁ〜。
 すぐ近くで、梅谷さんが栽培されているいろんな野菜はまったく無事なのに、なぜ麦だけがやられているのでしょうか…?? 確かに今年は、気温の変化が尋常ではなく、いつになっても寒い日が繰り返されるのですが、気候の影響ではなさそうです。また、病気のようにも見受けられません。鳥に食べれているとしか、考えられないのですが…。
どなたかお分かりの方、教えてください!!

2013年4月5日(金)
御役御免

 暖かさを迎えると、麦たちもぐんぐん伸び始めます。葉が大きくなると、鳥さんも食べようとはしないようです。そこで、長い間踏ん張ってくれたネットをようやく取り外し。まだ麦たちも雑草の中に埋もれたままですが、これからは暖かさとともに日に日に成長、雑草たちとの駆けっこです。
 来る5月3日(金)、GW真っただ中ですが、草むしりをご一緒にいかがですか! ご連絡、お待ちしています!!



2013年2月22日(金)
恐れいりました!!

 今年に入って2度目、久しぶりの大柳生です。ネットを張っているから大丈夫とあぐらをかき、見事にしっぺ返しを食らってしまいました。この間の例年にない積雪の多さで、ネットはほとんどダウン。あちこちに小動物の足跡らしい穴があき、鳥さんたちも出入り自由。ほとんどの新しい葉がカットされてしまいました。大柳生の山里の僅かばかしの畑ですが、自然界の懐の深さには思わず脱帽です!!



2012年12月26日(水)
新しい年へ

 大体クリスマスというやつは、いい思い出がございません。昨日も、私のミスではありますが、大事なお客様の注文の食パンを作り忘れてしまいました。朝の大事な時間、往復2時間、焼き立て食パンの「宅急便」をする羽目に…。でも、カーラジオから流れる、たくさんのクリスマスソングを楽しめました。

 今朝の紙面に、なにか懐かしい文言を発見しました。「麦のように伸びて生きる…」。 最近あまり言わなくなったなあと思いながら、ちょっとうれしい気分に! これを、「残りクリスマス」ということにしましょうか!!

 で、この11月に5回目の種蒔きを済ませた大柳生の小麦たちですが、いつも「鳥害」に悩まされてきました。発芽したての新芽を、鳥がきれいについばんでしまうのです。周りにはいっぱい雑草が生えているのに、麦だけがねらい撃ち。昨年の播種分は、三分の一ほどがきれいに刈り上げられてしまいました。この大柳生には2羽のカラスが君臨しており「悪さ」をくり返しているのですが、きっと奴らの仕業だと、今回は防鳥ネットを入念に張り巡らしたのです。と、先日、「むく鳥」らしき鳥がネットにからまり息絶えておりました…。鳥の種類によっては、「防鳥ネット」とは「捕獲ネット」になるのだと気付き、少々申し訳ない気持ちに…。

 例年になく師走から厳しい寒さが続いていますが、大柳生の麦たちは、ネットに守られ、元気に寒さに耐えながら、新しい年に向かって「まっすぐ伸びる」準備中です。

2012年10月21日(日)
伝える・・・って難しい・・・・・

 ふと、思いました「店主の日記」は、いつも麦畑の話に、畑の写真ばかり。時には、違うテーマもあり!ですよね。
 この時期は、各地で「食」にまつわるイベントが目白押し。ゆめやにも取引先から、開催する収穫祭のコーナーでパンに関する話をちょこっとお願いという依頼がきました。私の口下手は折り紙つきなのですが、取引先との力関係では到底断るわけにもいかず、ハイハイと了解。実は、渋々ハイハイの裏には少々スケベ心がありまして、「そうや!この機会に、麦作りをよびかけてみよう!!」。
 それからというものの、パソコンに向かい話の骨子をひねり出すこと2週間、そして暗唱をくり返すこと1週間。用意万端のつもりで当日を迎えたのですが、ダメでした…。自分の口から言葉が出たとたん、まるで熱い鉄板の上でお好みソースがジュッ!とはじけ飛ばされるように雲散霧消してしまうのです。あ〜あ、我が言葉の力のなさよ…。相手のハートに届けるって本当に難しいと、あらためて痛感しました。
 確かに話し方のテクニック面での欠如が大きいとしても、まずは自分自身の言葉になっているかどうか?? 決して借り物ではなく、そして一夜漬けでもなく!! と、反省してみるも、やっぱり行きつく先は「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」ということでしょうか…。

 上の写真をよ〜く見てください。木のてっぺんに、何か見えるでしょう!!

いつもはカラスとのバトルの麦畑ですが、サギでしょうか??なんとも凛々しいお姿です!!




2012年9月28日(金)
始め!

長〜い夏がようやく終わり、秋のさわやかな好天のもと、5度目の小麦の体験栽培のスタートです。小麦の刈り入れ後、雑草防止のためにクローバーを播種していたのですが、ひと夏過ぎれば雑草天国。やはり手を抜かずにこまめにお世話を!ということなのでしょう。でも、毎年雑草の顔ぶれにも変化があるようで、今年は気のせいか、おとなしめのように見受けられました。

 で、初回スタートのメンバーは、本間先生に三矢の二人だけ…。二人でも頑張るぞ!!と意気込むばかりは三矢の方で、チャッチャと作業を進めていくのは愛用の草刈り機持参の本間先生。梅谷さんの耕運機をお借りして、昼までに米ヌカ入れ〜耕土まで仕上げることができました。私はと言えば、とにかく邪魔だけはしないという「めぇ〜アシスト」に徹した次第。翌土曜日からは大型台風の到来でしたから、土の状態のいい絶好のタイミングでスタートを切ることができました。これで、再度石灰を入れての耕土を行い、畝立て、そして11月初めの播種を目指していくことになります

2012年6月29日(金)
一段落

 先週の脱穀以降、雨も少なく比較的さわやかな天気が続き、麦も程良く乾燥しています。綱渡りではありますが、今回は天気に恵まれました。今日は、松尾さんと二人で、唐箕の仕上げと畑の後片付け。畑の後片付けなど、4回目にして初めてのこと。今までは、麦わらを畑に放り投げ、あとは梅谷さんに任せっぱなし。まったく反省しきりです。麦を植えなかった所は、雑草防止と緑肥のためにクローバーを播種、麦の後には二畝に黒豆を播種、あとはとりあえず除草しておきました。これから夏本番を迎え、雑草天国になりますが、今は落ち着いた表情の麦畑です。5度目の体験栽培に向けて、なるべくこまめに畑の手入れをと念じております。
 唐箕を済ませた麦は、パン屋に持ち帰って手作業での精選作業の仕上げ。そしてしばらく貯蔵して、小麦粒の様々な酵素活性が低下してから、9月ごろにようやく粉に挽けるようになります。

2012年6月22日(金)
これが脱穀ちゅうもんやで!!

 1週間前の15日に、刈り入れ終了。15日都合がついたのは三矢一人だったのですが、以降の雨続き(台風!もやってくる)の予報を考えれば、この日がベストタイミング。なんとかなるだろうとやってきたのですが、一人の力はあまりに非力であります。見るに見かねた梅谷さんが(前日見舞われた熱中症明けにもかかわらず)助太刀してくださり、それでも全部刈り入れられたのは夕方の4時前。とにかく屋根のあるところまで運んで山積みにしたところで、三矢はダウン。後日、梅谷さんからメールが届き、「麦、吊るしておきました」とのこと。
「はざかけ」も大仕事、ありがたいやら、申し訳ないやら…。そこへカミサンの一撃!!「アンタの道楽にどんだけ人を巻き込んでるの!!」 まったく、おっしゃる通りであります…ハイ…。
 その後、台風がやってき、連続して台風崩れの大雨。この大雨では早々に麦にカビがついてしまうので、雨中の作業覚悟で、本間先生と二人で大柳生へ。と、いつもの369号線を走っていると、前方に通行止め・迂回指示が出されています。えらいこっちゃ!! なんとか大まわりで大柳生に到着。梅谷さんのご苦労で、麦はきれいに吊るされていましたが、それでもこの間の大雨でかなり湿っています。早速、「お隣の田んぼの森下先生」の足ふみ脱穀機をお借りして脱穀作業へ! もちろんメインは本間さん、サブが三矢。で、3度目の足ふみ脱穀作業で、初めて教えていただきました! 我々は、脱穀機の使い方を間違っていた、ドラムの回転方向、麦の入れ方等、まったく真逆に操作をしておったのです。
 さすがに、二人の力は偉大というか、もとい!!本間先生の力が偉大なため、午前中で、脱穀からとうみ(精選作業)まで終えることができました。昨年までは、脱穀というよりほとんど穂先部分の切断だけで、あとの尻拭いをカミサンが延々手作業でやってくれておりました。大阪に戻ったころには、梅雨前線も南下したようでさわやかな青空が広がっています。乾燥させるために拡げた麦の実を見て、カミサンのありがた〜いお言葉「これが脱穀ちゅうもんやで!!」

2012年6月8日(金)
本日入梅、あと少し・・・

 近畿地方は、今日梅雨入り宣言。できれば今日刈り入れと思ってきたのですが、本間先生の観察では実がまだ柔らかいとのこと。春先の低温のため成熟に時間がかかっているようです。これからは、麦の登熟具合と降雨とを天秤にかけることになりますが、梅雨の少なさと気温の高さを祈って、一週間後に刈り入れをする予定にしました。倒伏というピンチがありましたが、どの麦もいい穂をつけているようです。
 午前中の好天の間に、本間先生持参の草刈り機で麦を植えていない部分の除草、耕土、そして雑草対策にクローバーを播種しました。梅谷さんの助言もあり、一部枝豆用に畝立てをしました。今日は松尾さんと3名で作業。さすがに作業が早いです!!といってもそのパワーの内訳は本間先生100:松尾さん50:三矢1といったところでしょうか・・・。そんな三矢のモットーは、「邪魔だけはしない」であります。

2012年5月18日(金)
天晴れ!復活!!

 2週間前には、麦たちの倒伏を目の当たりにし、ココロもポッキーになってしまったのですが、麦たちの底力に脱帽です。下段の方は、ほぼまっすぐに復活、そして完全にひれ伏していた上段も、かなり持ち直してきています。麦たちの頑張りに、私たちの方が元気づけられました。本間先生の観察によれば、「きれいに育ってきています。倒れた部分も手作業での刈り入れなら大丈夫!」とのこと。ちょうど開花を終えたところなので、あと1カ月前後かかるようです。
麦秋を拝めたのは、最初の1回だけ。それからは、梅雨の雨を怖がるあまり、未成熟での収穫を重ねてしまったようです。今回は、雨中での刈り入れも覚悟して、ベストタイミングを待ってみます。

2012年5月29日(火)
ショック!! 倒伏!

 前兆はあったのですが、半分近く、それも生育が順調だった麦が倒伏してしまいました。
播種の仕方、畝のたてかた、施肥の量、いろいろと反省点が多いようです。

2012年4月13日(金)
生育、順調

 申し訳ありません! またまた4カ月も、報告をさぼってしまいました。
 昨年の播種以降の暖かさのせいで、寒さを迎える前にかなり成長してしまってからの長期の寒さ。枯れが目立ち、気になっていたのですが、さすが4月桜満開のころになると、麦たちもスイッチが入ったようで、ぐんぐん生育していきます。それでも1区画、鳥害にあったところは、ストップしたまま。
 麦の成長にともない、そろそろ除草も始めなければいけません。朝のラッシュを避け、6時前に大阪を出発。この時間ですと、7時過ぎには大柳生に到着でき、7時半には作業を始められます。それから、クワを片手に、エッチラオッチラ雑草をホジホジしていくのですが、最近とみに集中力が低下してきたようで、お昼のサイレンを聞くころにはまったく体が動かず。わずか2アールほどの畑ですが、要領の悪さもあり、せいぜい3分の2どまりです。

2011年11月18日(金)
無事発芽しました

 例年なら、見事に紅葉深まる大柳生の里なのですが、今年はまだまだ、山の姿も青々としたままです。そんな暖かさのせいか、発芽してきた麦の葉の丈もこの時期にしては大きく感じられます。麦の成長にとっては、これからの寒さがとても大切でして、この温かさが不安になります・・・。でも、畑の土の状態は湿りも少なくいい状態ですので、凍てる前にまだ未経験の「麦踏み」をしてみようと思っています。

2011年11月4日(金)
4度目の種蒔き

 10月に入ってからは、週末降雨の繰り返しです。何せ定休日の金曜日にしか身動きがとれないものですから、とにかく金曜日だけは外して!と祈るばかりの日々です。ドキドキヒヤヒヤさせられながら、7日〜21日〜28日と、耕土〜畝立て〜施肥の準備を何とか終えて、11月4日を迎えることができました。見事な好天に恵まれる中、今回は「ユメシホウ」を1.5`(前回と同量)播種。1回目の体験栽培以来お目にかかれていない「麦秋」をめざして、お天気と麦との我慢のお付き合いスタートです。

2011年9月30日(金)
今年も蒔きます。

 金木屑の香りに包まれて、そして道端の真っ赤な彼岸花を見やりながら、一路、大和路を大柳生へ。4回目の播種に向かって、刈り入れ以来ほったらかしの畑家の除草作業です。でも、すでにほとんどは梅谷さんが刈り取られていて、我々(松尾・三矢)は野焼きに専念です。それでも朝8時からスタートして終わったのが12時と、午前中めいっぱいかかってしまいました。終了と同時に雨が・・・、季節を進める前線の通過のようです。来年の6月には大柳生の小麦畑にも豊かな麦秋が訪れますように・・・、空に向かって思わず合掌です。

2011年9月16日(金)
粉になりました。

 2011年度産3度目の大柳生の収穫量は、ほぼ全粒粉状態に挽いて13キロ弱。
やはり、かなり実が細かったようです。今回も、刈り入れ以降の脱穀〜精選にかなり手間取っ手しまいました。きっちり成熟し、実も太っていれば、後々の作業も順調に進んでいくのでしょうね。


2011年6月10日(金)
3度目の刈り入れ

 3度目の小麦作り、今回は大サボりです。
 5月20日に伸び放題の雑草たちを、やっとこ除草。中野さん、山本さん、三矢の3名で、朝8時から昼2時までみっちり格闘でした。そして早々と27日には梅雨入り発表。おまけに台風到来による大雨。それでも麦たちは、倒伏も僅かで、すっくと育っておりました。
 そして、この日の刈り入れ。残念ながら麦秋には程遠い成熟状態ですが、タイムアウト! サボりのせいなのか、穂先が茶色に枯れ果て実を付けていない麦が多くみられました。2週間乾燥させて、いよいよあの「足踏み脱穀機」の登場です。

2010年11月26日(金)
発芽

 見事に紅葉深まる柳生の里、麦は元気に発芽を始めています。昨年のような降雨もなく、麦にとっては順調なスタートのようです。ただ、イノシシが侵入してきたようで、所々畝が崩れていました。

2010年11月5日(金)
種蒔き

 昨年とは打って変わって雲ひとつない青空のもと、ニシノカオリ1.5`を播種してきました。この日までに、畝立て・施肥も順調に終了しており、文句なしの3度目のスタートです。
 ただ、刈り入れ後の夏の間、畑は放置状態のため、雑草がしっかり根付いているようです。小まめな除草が必要なようです。

 
2010年10月8日(金)
3度目の収穫に向かって

 恒例の、収穫した小麦を使っての「勉強会と」(という名目の飲み会)も終了し、3度目の収穫に向かっての再スタートです。9月に除草を済ませたものの、後始末(草焼き)はすべて梅谷さん任せ。よし!また今日から行くぞ!!と意気込み、小久保夫妻に三矢の3名で大柳生の畑に向かったのですが、耕土はきれいに終わっています。これまた梅谷さんにすべておんぶにだっこ、本当に恐縮するばかりです。おかげさまで、前回の湿害を教訓に、四方八方入念に溝上げに専念することができました。最後に米糠と石灰を撒いて終了、と、その日の夕方からまとまった降雨です。本当に、梅谷さんに心より感謝の3度目スタートです。
 小麦の有機栽培に力を注ぐ兵庫県豊岡市の中務さんから、メールとともに思わず見とれてしまう写真が届きました。順調に育った一面のそば畑の光景です。今年の小麦は70%減という凶作だったそうですが、めげず、あきらめずに対策を模索し、播種機の改良と元肥の増量でバンカイに向かわれるようです。写真のそば同様、小麦の順調な生育を心よりお祈りします。

 
2010年6月11日(金)
刈り入れ強行

 入梅を直前に控えて、本間先生、松尾さん、そして初めて参加されるGOさん、三矢の4名が集結。しかし畑の小麦たちは、麦秋にはほど遠く青々としたままです。本間先生によると、「穀物は一般的に、殻(えい)が緑色で、つぶすと白い液体(乳)が出てくる状態を乳熟期、えいが黄褐色で、つぶすと粘り気のある状態である黄熟期、粒が爪でつぶせなくなる状態を完熟期と呼びますが、黄熟期であれば収穫に問題ありません。その場合は、はざかけして乾燥させます。まだ乳熟期ですと判断が難しいですが、天気による品質の低下と、未成熟による収量および品質の低下を天秤に掛けることになります」。そして、現在の大柳生の小麦の状態は、乳熟期と黄熟期の間くらいだそうです。でも、天気予報によれば、あさって日曜日より傘マークが並び始め梅雨入りは確実! 本日刈り入れ決行となりました。

 空を見上げれば、雲一つない大きな青空。真夏日の暑さですが、北の高気圧のため吹く風の心地いいこと!! なにより4名の人手は大きく、8時から始まった作業は、順調に昼過ぎにははざかけまですべて終了しました。

 お天気次第ですが、2週間ほど乾燥させてから脱穀です。昨年はすべて手作業と大変な目にあいましたが、今年はお隣の田んぼのセンセイが納屋に眠っている「足踏み脱穀機」を貸してくださるとのこと。これも大柳生の梅谷さんの日ごろのお付き合いがあればこそ…。みなさんの力があってこその小麦栽培に、あらためて心から感謝です!!

 
2010年5月14日(金)
 穂は出そろい、花も咲き始めているのですが・・・

本当に申し訳ありません。4か月もの長い間、報告をさぼってしまいました。
もちろん大柳生へは定期的に足を運んでいたのですが、2年目ということで少々気の緩みが出ているのでしょうか?? それにしても今年は天気の巡りあわせが悪く、唯一の活動日である金曜日(ゆめやの定休日)に雨が多いようです。今日も予報では曇り→晴れだったのですが、何度も通り雨に降られる中、松尾さんと二人で除草と最後の追肥作業をしてきました。

 穂は出そろい、花も咲き始めているのですが、今年は成長のバラツキが顕著に表れています。特に今回初めて播種した区域の成育が悪いようです。やはり水はけ対策等、土づくりの問題でしょうか。

 それと雨が多いせいか、やたら雑草の勢いが盛んです。取っても取ってもキリがない有り様で、これも土づくりの課題なのでしょうか?? いい加減ウンザリしてきたのですが、たまたまラジオで「雑草と野草」という話を耳にしました。「雑草は人が管理している土地に生えてきて、その管理しているものに悪影響を与える植物で、同じ食物でも人が管理していない土地に生えれば、それは野草とのこと。要するに、人の勝手な都合で、時には雑草になり、時には野草になってしまうのです。」 うーん、なるほどと、思わず頷いてしまいました。

 天候不順が心配ですが、これからの麦の成長は早いようです。昨年の刈り入れが612日。今年は少しずれ込みそうですが、刈り入れ→乾燥→脱穀→精選→製粉等と大変な時期を迎えます。一緒に作業してみようかと思われる方、活動日は金曜日に限られてしまうのですが、どうぞお声をかけてください。

 ※下段の写真は、豊岡市のナカツカサファームの有機小麦たちの近影です。

2010年1月29日(金)
麦も強いが、雨も強し
年が明けて、初めての大柳生。私と松尾さん、本間先生の3名で1回目の追肥作業へ。この日も、前日に雷を伴うほどの大雨で、畑は田んぼ状態。泥だらけになりながらの作業です。振り返れば、前回はこんなに服を汚す日は一度もなかったように思います。それでも、一部鳥の仕業で短く刈り上げられているところもありますが、麦たちは元気に春へと向かっています。
2010年1月7日(木)
コウノトリの郷「豊岡」へ

みなさん、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

久しぶりにちょっとした列車の旅を味わいながら(新大阪駅より特急で2時間半)、北近畿のコウノトリの郷「豊岡」を訪ねてきました。おじゃましたお相手は、就農して7年目になる有機農家の中務さんです。有機小麦作りにますます情熱を傾け、今年度の作付けは2f(ゆめやの体験栽培は1e強ですから、およそ200倍の広さ)。野菜も含めて3fになる「ナカツカサファーム」を、奥様との二人三脚で切り盛りされています。

途中「和田山」あたりより、車窓の光景は一面の銀世界。でも、これで驚いてはいけません。「豊岡」手前の「江原」駅から中務さんの車に乗せていただき、ひと山越えた途端に、空の様子そして雪の量が一変しました。この日で20aほどの積雪、そんな雪のお布団の中を覗いてみたら、いました!いました!!緑濃く根付くコウノトリの郷の小麦たちです。

詳しい報告は、ZITABATA通信新年号をお楽しみに!

2009年12月18日(金)
麦の底力

 前回訪問より2週間、途中やはり降雨もありましたが、訪れた第一級寒波のせいか畑もけっこう乾いてきているようです。それにしても、麦は強し!ですね…。この2週間で出芽が拡がったようで、ざっと見て90%近くまで出芽率がアップした模様です!かなりの悪条件での播種でしたが、いく筋にも緑濃く根付き、麦たちは確と来年6月へと向いています。

2009年12月4日(金)
出芽

種蒔きから2週間、1aほどの小さな出芽を確認しました。でも、相変わらず週に12回の降雨が続き、畑はヌカルミの田んぼ状態。特に、今年初めて播種した上段の畑の水はけが悪く、畝の上にも水がたまり、何か所も苔生しています。60%位の出芽率でしょうか…。引き続き2年目の下段の畑は、比較的水はけがよく、きれいに4筋出芽しています。

 2週間後に訪ねる予定ですが、週間天気予報ではやはり傘マークが並んでいるようです。雨とうまくつき合いながら、麦は育ってくれるのでしょうか??

2009年12月3日(木)
'09産国産小麦は不作のようです

  今日製粉会社の方が来られて資料を見せてもらったのですが、09年産国産小麦はどこも不作のようですね…。北海道産はヤバイとは聞いていましたが、全国的に不作傾向とは初めて知りました。特に北海道産の落ち込みは昨対60%台とかなり厳しいようですが、それ以外でもほぼ全国的に昨対70%台の落ち込みのようです。日照不足が主な原因とのことですが、地球温暖化による気象の不安定化が加速していく中、10年産も不安が募ります…。

2009年11月29日(日)
国産小麦は大幅値上げ

 高騰を続けた外国産小麦粉は今年に入って相次ぎ値下げされていますが、一転国産小麦粉はこの11月より(2009年産より)大幅値上げとなりました。生産者と製粉会社の間で取引される入札基準価格が、08年産に比べ約30%引き上げられ、我々パン屋への着値が10%から人気の北海道産小麦に至っては20%近くまでの値上げとなっています。

このような逆転現象は、それぞれの価格決定の仕組みの違いから起こっています。輸入小麦の場合は国が取り仕切っており、原則年3回(実情は4月・10月の年2回)、直近6ヶ月間の平均買付価格を基準に政府売渡価格が算定されます。近年、小麦の国際相場は、@中国・インド等の経済発展による食料需要の増大Aバイオ燃料振興による穀物需要の増大B豪州の干ばつC加えて投機資金の流入により、高騰を続けてきました。しかし、豪州の減産もほぼ回復し0809年産ともに世界的に増産傾向にあることや、「金融危機」で打撃を受けた投機資金が現物相場から退場を余儀なくされたこともあり、小麦価格は急落しています(最新の国際相場では再び上昇傾向にあるようですが…)。
一方国内産小麦の場合はすべて民間流通となっており、生産者と製粉会社等の間で、小麦の作付前の89月に入札が行われ、翌年収穫される小麦の価格が決定されます。そして今年収穫された小麦価格は、昨年まだ輸入小麦が非常に高騰していた時に決められており、価格差是正のために入札の基準価格(前年度の入札結果の平均価格)が約30%も引き上げられたのです。

ところでこの「価格差」なのですが、両者の価格は密接に兼ね合っています。輸入小麦には、直接の経費として湾岸での諸経費以外に、「マークアップ」と呼ばれる輸入関税に相当する金額が上乗せされて決定されています。そしてこの「マークアップ」による収益が、国内産小麦の生産者価格に補助金(品目横断的経営安定対策という大型農家に対する所得補償制度)という形で補てんされているのです。この仕組みは「コストプール」と呼ばれ、国で外国産の小麦を安く買入れて、国内の製粉業者に高く売渡し、その差額(マークアップ)を国内の小麦生産農家を保護するために運用し、国内産小麦の価格が安定化されているわけです。そのため、昨年まで輸入小麦の価格が高騰を続けてきた中、国産小麦との大幅な価格格差が生じる恐れが出てきたため、例外的に09年産国内産小麦の入札基準価格の30%引き上げの処置がとられたわけです。
ところで、どうして外国産小麦に比べて国産小麦を生産するには非常に高いコストがかかってしまうのか、たとえば米国などの生産コストは1トンあたり4万円ほどと計算されていますが、日本でのコストとなるとざっと1トンあたり14万円ほどにもなってしまいます。圧倒的に広い畑に大型農機を導入して最低限の人件費での効率のよい大型農業が行われる米国や豪州などに対して、どうしても小規模生産の国内産小麦では生産コストで決定的な価格差が生じてしまうのです。

なかなかヤヤコシイ話で、ごめんなさい。要するに、輸入小麦が高騰したために、国内産の補助に回す「マークアップ」分を確保するために、国産も大幅値上げをして両者の価格バランスを保ったということでしょうか。とにもかくにも、現在輸入小麦は値下がりを続け、一方国産小麦は大幅値上げという逆転現象になっているという次第です。

今日本はデフレ経済と言われ、値引き競争がますますヒートアップする始末。まして一般の小麦粉(輸入小麦)が値下がりを続ける中、主原料が大幅値上げになっても、値上げなんて、トンデ!トンデ!!とんでもないのです。

2009年11月27日(金)
神戸・岡本うれしいお店

 パン屋・洋菓子店の激戦区として知られる、阪急神戸線「岡本」駅近くにうれしい洋菓子店を発見しました。お店の名前は「ブランカ」、あの「フロイン堂」さんの通りを少し西へ進んだ所で、通り沿いのウインドには三重の大地に育む小麦のポスターが大きく貼られています。この1023日にオープンした「ブランカ」さんは、三重県鳥羽市に本店を置く30年以上の歴史をもつ洋菓子店で、県外への初めての出店だそうです。ポスターが示すように、原材料の小麦粉は三重県産の「アヤヒカリ」を使用されているとのこと。店内のアイテムはすべて焼き菓子となっていますが、真珠のふるさと鳥羽にふさわしいあこや貝の形に焼きあげた「シェル・レーヌ」が特に人気のようで、プレーン以外にも黒ゴマ・緑茶(伊勢茶)・柿の葉・あおさのり・チョコと味の変化を楽しめます。
 ご承知の通り、今や「岡本」は特急の停車駅。神戸方面へお出かけの際は、是非途中下車しての「岡本」散歩をお勧めします!!

 「ブランカ」神戸岡本店。
神戸市東灘区岡本
11420 ココリコビル1
TEL:0788626389 
営業は
9001800、木曜定休。

2009年11月20日(金)
種蒔き

今週も,前々日の雨のため、畑はかなり重たい状態です。昨年は、「ナンブ小麦」1キロの播種でしたが、今年は「ニシノカオリ」「ユメシホウ」を1キロずつ、それぞれの栽培比較をしてみようということになりました。
 先週が泥んこ状態での作業だったため、うまく畝が立てられず(畝の筋がおおざっぱになってしまいました)、予定の場所では種があまってしまいました。そこで、急きょ昨年使った下段の畑にも播種することに。結局、新しい畑(除草・耕土・石灰散布・施肥済み)と、連作2年目の畑(除草・耕土・石灰散布・施肥済み)、同じ2年目の畑ですがいきなり耕土・施肥のみの、3つの条件でのスタートとなりました。今年は、記録をきちんとつけていくつもりです。
 種の上にかぶせる土が塊状態ですので、他の場所から比較的乾いたものをエッチラオッチラ運んで散布。今週も泥だらけの作業、松尾さん、ご苦労さまでした! さてさて、今年も無事に育ってくれるかどうか…、大きな不安を抱えてのスタートです。

2009年11月13日(金)
泥んこ体験

 本日、畝立て・種蒔きの予定だったのですが、前々日の大雨のため畑はぬかるみ状態。おまけに朝から雨が降ったりやんだりでしたが、来週が播種のタイムリミット、なんとか今日中には畝立ては終えておきたいと雨中決行です。この間、根強いスギナ退治にこだわり過ぎて畑を掘り返してばかり。もっと早めに畝立てをしておけばよかったと反省です。それにしても、泥んこになりながら、踏み込んだ長靴の足元がなかなか抜けないあの感触は、子どもの時以来でしょうか…。松尾さん、小久保さんご夫妻、朝早くからの泥まみれの重〜い鍬やスコップをかついでの作業、本当にごくろうさまでした!

2009年9月22日(火)
新しい仲間

 大阪から新しい仲間、小久保さんご夫妻が加わっての除草・耕起作業です。
松尾さん、本間先生、そして小久保さんと、大柳生の麦畑の仲間が増えていくことは嬉しい限りです。そして、心から感謝です。

2009年9月21日(月)
小麦栽培から汗して夢見るパン作り

いよいよ大柳生の小麦を使ってのパン作りです。ゆめやを会場に、定員いっぱい23名の集まりとなりました。以下、参加された方々へのお礼状から引用させていただきます。
大柳生の小麦(ナンブ小麦)を使ってどんなパンに焼き上がるのか、楽しみでもあり不安でもあったのですが、食パンはだめでした…。仕込みの際の吸水を加減すれば、少しは食パンらしくなると思うのですが、まだまだ私の腕が未熟なようです。ゆめやで焼いたトマトのパン、そしてみなさんに仕込んでもらったフォッカチャは、予想以上にうまく焼けたのではと思っています。また、クッキー、スコーンは、遜色なく、商品としても通用しそうですね! 自分たちで育てあげた小麦粉ですが、案外?!頼りになるなあというのが、正直な感想です。

 1eほどの畑ですが、1年間、まわりにご迷惑をかけながらも、土づくり〜栽培〜製粉〜そして加工まですべての工程を体験することができました。結局、加工に使える小麦粉としては、10`足らずの収量にしかならず、注いだ手間暇を振り返れば、「やはりパン屋はパン作りに励むべし」との思いに、心の振り幅も大きくなりました。でも、21日を終えて、皆さんと一緒にパンを焼き、パンを食べ、そして語り合えたことこそが一番の収穫だったのではと、あらためて痛感しているところです。

 国産小麦・天然酵母でパンを焼き始めて、20年が経ちました。でも、国産小麦と言っても、つい最近まではほとんどが北海道産の力の強い小麦粉ばかりを使っていました。確かにポストハーベストの問題はクリアーしていますが、私と小麦との距離は、外国産のそれと50100歩だったような気がしています。私にとっての小麦とは、あの大きな紙袋に詰められた白い粉でしかありませんでした。

パン屋であるからには、少しでも膨らみのいいパンを焼きたいという思いが先に立ちます。そして、北海道産の小麦に頼り続けてきた中で、昨年西日本産の硬質系小麦「ニシノカオリ」に出会うことができました。何とかパン(商品)として焼き上がりますが、100%使用となると食パン類を始めシンドイところが出てきます。となると、どうしても北海道産小麦にも頼ることになりますが、今年度産は気象不良によって大不作と伝えられ、実際原料確保に苦労している有様です。

 原料確保に関して言えば、副材料になりますが、一昨年のバター騒動(原料の生乳の生産量低下等によるバター不足)の折にも、大変苦労させられた苦い経験があります。ある日突然、問屋からの供給がまったくストップしてしまったのです(聞いた話では、天下のヤマザキには山積みされていたとか…)。本当に自らの非力さ、弱肉強食の力関係を思い知らされました。小麦も同様、温暖化による気象不良がますます進む中、いつ小麦の供給(価格も含めて)が不安定になるか、まったく先が見通せなくなってきていると思います。はっきりと原材料から見渡せる、自分たちのパン作りの大切さを感じています。そして、小麦の体験栽培をしてみて、あらためて「国産小麦のパン作り」について考えさせられています。「安心・安全」だけにとどまらない、それらを包み込むような、「地産地消」=原材料から見渡せる地域性に根差したパン作りが必要ではないでしょうか。

「地産地消」=地域生産地域消費、この言葉には「地域」というものの大切さが自乗倍に含まれていると思います。「地域」とは人と人とがともに生きるベースとなるところ、つまりは人と人とのつながり(助け合い)に支えられてこその「地産地消」なのでしょう。確かに、人は人によって傷つけられることも多いですが、しかしまた、人によってしか癒されることもできないのだと思います。そんな「ひとびとネット」に支えられた「地域のパン」を夢見て、さあ今年も小麦の種を蒔きましょう!!(種蒔きは11月半ばの予定。畑を少し広げて、ニシノカオリとユメシホウの2品種を作付けします)

最後に、最近出会ったうれしい一言を!!「ひとりで見る夢は夢でしかないが、一緒に見る夢は現実だ」(オノ・ヨーコ) 本当に、みなさん、ありがとうございました! そして、ぜひまた!!

2009年8月21日(金)
来年に向かってスタート!

 刈り入れ以降の脱穀〜精選〜製粉作業で、周りの方々にご面倒ばかりかけてしまったのですが、懲りずに再チャレンジです。とりあえず連作障害に用心して、空いている上段の畑を使わせて頂くことになりました。元々田んぼだったところで(面積は1.5倍ほどの広さ)、しばらく何も栽培していなかったとのこと。炎天下での、草刈り〜石炭入れ・耕起作業でのスタートです。大柳生の梅谷さん、引き続きよろしくお願いします!!

2009年6月19日(金)
脱穀始め!

 刈り入れ以降も、まだまだ続く真夏並みの好天の毎日。おかげで、はざ架けした麦もカランカランに乾燥したようです。そこで、未知の脱穀に挑戦。有効な道具を持ち合わせぬ身としては、ブルーシートといく本かのガラス瓶を持参して、「瓶でとんとん」作戦で行こうと大柳生へと赴いた次第です。が、この作戦では一向に作業が進みません!麦粒があっちこっちに飛び散るは、取りこぼしの麦粒が山ほどあるはで、断念。結局、手で一粒一粒ほじりだして行こうということに落ち着いた次第です。もちろん、夕方迫るころになっても、脱穀待ちの麦の束は減りはせずでして、「ゆうとおん」さんとゆめやに山分けして持ち帰っての作業となりました。
「脱穀終了!」と報告できるはずでしたが、これほど苦労するとは予想外でした。きっと大きな勘違いをしているのだろうと思うのですが、一粒一粒ほじほじ作戦で乗り切ろうと思います。「脱穀始め!」の一日であります。

2009年6月12日(金)
無事、刈り入れ終了!

 10日に梅雨入りしたものの、早速、中休み。この青空を逃してはなるまいと、刈り入れ、はざ架けを行いました。一部にまだ青い小麦も見られ、もう一息待った方が熟成もベストだと思うのですが、雨に降られたら元も子もありません。大柳生の梅谷さん、ゆうとおんの松尾さん共々、それこそ3本の矢の力で午前中で終了できました。昨年の11月14日の種まきから7か月、病気にかかることもなく、鳥等に食べれることもなく、雨・風に倒れることもなく、それこそみなさんの協力のおかげで、順調に刈り入れを終えることができました。本当に感謝!!です。
 さて、小麦は、栽培よりも刈り入れ以降がいよいよ大変と聞きます。粉に挽けてパンが焼けるかどうか、これからも右往左往が続きそうです。

2009年5月29日(金)
まだまだ麦秋には遠いようです

 台風並みに発達した低気圧の影響で、強風を見舞われたようですが、大柳生の麦は(一部倒伏していましたが)元気です。でも、まだまだ青々としていて、梅雨入り間近というのに刈り入れは遠い先のようです。
 あと、一部に赤く変色した穂の一角があるのですが、もしや「赤かび病」でしょうか???

2009年5月22日(金)
麦秋の三重に感激!!

四日市のパン屋さん
 念願叶い、「ニシノカオリ」でお世話になっている三重県四日市市の瀬古製粉さんを訪ねてきました。久しぶりの近鉄特急に乗って、そしてこれまた久しぶりのかみさんとの二人旅。大阪を離れるにつれて、田植えを終えたばかりの青々とした田んぼが広がっていきます。三重県に入り、中勢地区(三重県は北勢〜中勢〜南勢地区、そして西部の伊賀地区の4ブロックに大別されています)にさしかかると、所々に茶色の一画が現れてきます。と、次に目に飛び込んできたのは、青々田んぼと互角に張り合わんばかりの一面の黄金色の世界。さすが小麦作付面積全国トップ10県に入るだけあって、お見事な麦秋の三重の風景が続きます。
 四日市駅で下車して、駅ビルをうろうろ。やはり気になるのはパン屋でして、さすが「ドンク」さん!ミキサーから一式の機械を備えて数人の職人さんがいっぱいのパンを焼き上げていました。と、もう一軒の「一番窯」というパン屋さん。売り場は限られていますが、その前には「三重県産ニシノカオリでパンを焼いています」のポスターが張られています!すべてのアイテムではありませんが、バケットにナッツ・ドライフルーツ入りのセミハードのパンが焼かれていました。ここでは、ちゃんと買わせていただきましたよ!!駅からは、瀬古製粉の今田さんの車に乗せていただき、工場へ。途中もう一軒、三重県産小麦を使って焼いている「タンブラン」という人気のパン屋さんに案内していただき、全粒粉の食パンをゲット!

雪だるまの誕生
 工場では、お忙しいのにもかかわらず、市川営業部長さん、大橋製造部長さんにお迎えいただき、たっぷりと小麦のこと、製粉工程のことなどをレクチャーしていただきました。そしていよいよ、工場内の見学です。見学に際しては、支給していただいた真っ白なクリーンスーツ・キャップ、マスクを身に着け、そしてこれまた真っ白のヘルメットの着用です。その様は、我々二人まるで「麦秋のゆきだるま」であります。靴をはき替えて、エアークリーン室で全身に風を浴びてから、やっと入室です。
 工場は、5階建の構造になっており、そして工程ごとにたくさんの部屋に分かれています。いくつもの階段を上り、複雑に張り巡らされたパイプラインの下をかいくぐり、様々な機械の間をすり抜け、各工程室を行ったり来たりしながら最終工程の袋詰めのフロアーがゴールとなります。大橋部長さんには、途中何度も各製粉工程の小麦粉を機械から取り出しながらしっかりと説明していただいたのですが、正直なところ、見れば見るほど、聞けば聞くほどに、その工程の複雑さにますます圧倒されてしまうばかりです・・・。

製粉の仕組み
 私の頭では、一気に小麦粒を磨り潰して粉にするのかなあ・・・という程度だったのですが、実に細かく作業ステップが分かれているのです。
 まず、原料精選工程から始まります。ここでは、原料中に含まれる石や砂、雑草の種子などを取り除く作業と、テンパリングと言って、後の製粉工程で胚乳部分を取り出しやすくするよう、原料に水を浸透させ一定時間放置する作業が行われます。この原料精選工程は3回繰り返され、特に瀬古製粉さんには、「精麦機」というご自慢の機械が設置され大活躍しています。通常の精選工程の前に「精麦機」を通して小麦粒を研磨して表面に付着している汚れ等を薄く削り取り、より一層の原料精選が行われています。
 次に、粉にしていく工程となりますが、これが実にややこしい。様々な機会を通して、砕いたり、挽いたり、ふるったり、それぞれを何回も繰り返し行い、ようやくあの白い小麦粉になるのです。
 一粒の重さが約0.03cほどのちっちゃな小麦の粒は、外殻部分、胚乳部分、胚芽部分の3つで構成されています。米の場合は、外皮であるもみ殻が壊れやすく米粒が硬いので精米をして粒のまま食べますが、小麦は、外殻(ふすま)は非常に硬いのに粒が柔らかくもろいので、製粉作業が必要となってきます。
 小麦粉になるのは、全体の約83%を占める胚乳部分です。糖質とたんぱく質が主成分ですが、中心部と表皮に近い部分とでは、その品質や比率に違いがあるます。また、小麦粉に含まれているリン・カリウム・マグネシウム・カルシウム・鉄などのミネラルを灰分と呼びます(小麦粉を高温で燃やした時に、その主成分であるたんぱく質、デンプン、脂質などは燃えてなくなりますが、一部は燃えずに灰として残ります。これが灰分と呼ばれるものです)が、これも同じ胚乳部でも表皮に近づくほどその値が高くなっていきます。たとえば、灰分値の低い小麦の中心部を多く使うほど、グルテンも強くなり良く膨らんだ白いパンに焼き上がります。逆に、灰分が多くなると膨らみも悪く黄色っぽいパンになりますが、小麦の風味豊かなパンに焼き上がります。
 複雑な製粉工程を通して取り出された胚乳部分は、細かく50粒ほどに分類されるそうです。そして品質や比率の違うそれらを、用途別に、そそて品質を安定させるために、再度組み合わせて、ようやく商品となり私たちの手元に送られてくるのだそうです。

製粉屋さんの腕の見せ所
 小麦は農作物のため、同じ品種でも、収穫される年や場所、畑によって品質が異なります。その変化する原料を粉にした時に、「小麦粉の品質をいかに一定の幅の範囲内に収めるか」が製粉会社の大きな仕事となります。そのために、一つの銘柄の小麦粉を作るために、複数の原料を配合して変化の幅が抑えられているのです。
 しかし、単一原料しか使用しない小麦粉は、原料の品質変化がもろに出やすくなります。国産小麦の場合は、外国産と違ってそれぞれの畑がせまく限られているために(北海道の場合は、デッカイドー!ですから、大規模栽培がされているのでしょうね)、品質にかなりのバラツキがあるようです。それぞれの畑の土壌の違い、気象の違い、そして作り手の違い(同じ品種でも肥料のやりかた等育て方の違い)で、どうしてもバラツキが生じてしまいます。また、国内麦は一般的に外国麦より生産ロットが小さいために、同一銘柄の変化は大きくなりがちです。それを、さきほどの組み合わせ作業で、安定した商品に仕上げていくのでしょうね。ここが、製粉屋さんの腕の見せ所!! なかなか大手メーカーではかなわぬ、小回りの利く地元メーカーだからこそなせる業なのですね!!

そびえ立つサイロ
 取り分けられた小麦粒の約15%を占める外殻の部分は、ふすまとなって主に家畜の飼料として出荷されていきます。また、約2%ほどの胚芽部分(脂質・たんぱく質・ミネラル・ビタミン等いろいろな栄養素がいっぱい詰まった、小麦の命の源部分です)ですが、これは栄養食品などに活用されるそうです。そして、これら外郭・胚乳・胚芽の小麦粒全体を粗挽きにした粉を、全粒粉といいます。こればまったくの別ラインとなり、瀬古製粉さんでは、機械で挽くラインと石臼を使って挽く2つのラインがあります。パンに限らず麺類でも全粒粉をブレンドして、食物繊維を含み栄養価の高い様々なアイテムが商品化されています。
 瀬古製粉さんの工場内は、一切の薬剤は使用していません。粉もんにはどうしてもコクゾウムシ等が発生しますが、まず清掃に努めること、そして防虫対策として夜間ラインが止まっている間に温風を流し続けるのだそうです。また製造された商品は、空調設備で温度管理された倉庫に保管され、出荷を待ちます(大橋部長さんによると、気温差の大きい時に虫が発生しやすいとのことです!)。
 工場から四日市港に向かって車で10分ほど走った所に、瀬古製粉さんの埠頭サイロがそびえ立っています。収容能力は25,230トン、6階建ての高さに相当するおおきな貯蔵タンクが連なっています。そこに、船で輸送されてきた外国産麦やトラックで運ばれてきた県内産麦が貯蔵されています。ここから日産能力200トンの製粉工場へ運ばれ、小麦に加工されるのです。

麦秋の三重の大地
 三重県では、うどん・そうめん等の麺用粉として「農林61号」「あやひかり」品種の作付割合が半分以上を占めていますが、パン用としても使える硬質系小麦の「ニシノカオリ」「タマイズミ」品種の作付も増えてきています。でも、需要量に対して生産量はまだまだ不足しているとのことです。
 「鈴鹿の方へまわれば、ニシノカオリの畑が見られますよ!」とのお言葉に甘えて、今田さんの車で案内していただくことになりました。恥ずかしながら、人生50代半ばそしてパン屋を営み20年が経ちますが、私の頭の片隅にも心の奥底にも「麦秋の風景」というものの記憶のカケラさへ見当らないのです。それだけに、目の前一面に広がる黄金色に輝く麦畑に大感激です! 手元のパンフレットに「三重の大地と人が育む三重の麦 一粒の恵み 近くにあることの価値」とありますが、目の前に広がる小麦を使ってゆめやのパンが焼けるなんて、無条件にうれしさがこみあげてきました!!

 最寄りの近鉄「白子」駅まで送っていただいたのですが、今田さんは、私たちの姿が見えなくなるまで、ずっと見送ってくださいます。1軒のちっちゃなパン屋の工場見学にもかかわらず、事前の打ち合わせにわざわざ大阪まで足を運んでいただき、そして一日お付き合いいただきました。今田さん始め、瀬古製粉のみなさん、本当にお世話になりました!
 三重の大地に誕生し、人から人の手に手渡されてきた「真っ白なバトン」を、ゆめやはしっかと受け取りましたよ!!

2009年5月15日(金)
小麦の花!!

 先週やり残した草抜きに行ってきました。そこに、梅谷さんの鋭い一声・・・「草抜きと草むしりは違うよ」。まったくおっしゃる通りですが、一面のスギナの根強さには降参です。 ひたすら地面ばかりを睨みつけていましたが、ふと穂の方を見やれば小さな白いヒゲのようなものがちょろちょろとひっついています。それも、一面の穂のすべてにです。何だろう?? 病気?それとも何かの虫?? 帰って調べてみたら、なんと、これが小麦の花のようですね!!
でも、この開花時期にもっとも気をつけねばならないことが「赤かび病」だそうです。徹底して薬剤による防除に努めること!!とあるのですが、次に大柳生に行けるのは2週間先。ただただ祈るばかりです。

2009年5月8日(金)
穂が出揃いました。

 生まれて初めて、間近に見る麦の穂です。先ほどまでの雨のせいか、きらきらと輝くベールにおおわれているかのような麦の穂です。丈の高い麦から低い麦まで、それぞれにみんなが穂をつけています。 と、足元を見れば雑草の勢いもすごい! 3時間雑草と格闘しましたが、体力切れ、気力切れ、そして時間切れで途中で断念。高橋先生によれば、今の時期にしっかり雑草を取っておかないと、収穫の際、雑草の種子が混じってエライ目にあうとのこと。まあ猫の額ほどの畑ですが、柔な私にすれば己の「小さな手」を痛感した次第です。

2009年4月24日(金)
うれしい出会い!

 山口大学の高橋先生が運営されている「コムギ作りから始めるパン研究会」というメーリングリストがあります。その場を通して、京都大学作物学研修室の本間先生からご連絡をいただきました。国内産小麦の消費拡大に熱い思いを持っておられる本間先生は、奈良にお住まい。しかも、いつも私が大柳生へ向かうコースのすぐ近くです。ご無理をお願いし、この日大柳生の小麦畑を見ていただきました。
 暗中模索の初めての体験栽培ですが、よく育っているとのうれしい一言を頂戴しました(と言っても、これは梅谷さんの土作りのおかげでしょうね!!。これからもご協力いただけるとのこと!少し輪を広げて、次は畑も広げてチャレンジしましょうか!!本当に、うれしい、そして心強い出会いに心から感謝です。

2009年4月17日(金)
ぐんぐん成長。
2009年3月27日(金)
春とともに、葉が伸び始めました。
2008年12月22日(月)
発芽、確認。
2008年11月14日(金)
「ナンブコムギ」の種蒔きです。
2008年10月3日(金)
草刈り終えて、土起こし。
2009年4月17日(金)
ごめんなさい!!ブログ、消してしまいました・・・トホホ・・・・・・。

 ブログのアップにてんやわんやしていたところ、目の前の画面がスッキリずんべらぼう状態。トホホ・・・、過去のブログが一瞬にして消え去ってしまいました。とりあえず、写真にすがって大まかに足跡を再現しました。今後、十分気を付けます!!

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